今回紹介する先駆的経営者は、イリノイ州で発育障害者の生活向上に熱心に取り組む非営利の福祉サービス組織 Clearbrookである。1955年に設立されたClearbrook は、860人の従業員を抱え、年間3300人を超える人々にサービスを提供する、イリノイ州最大の発育障害者サービス組織のひとつとして成長を遂げた。現在同組織の年間予算は3100万ドルで、これは10年前の予算の3倍以上にあたる。この成長は、ひとえに高度な教育訓練を受けた意欲ある従業員の努力の結果である。Clearbrook の年間離職率は20パーセントで、福祉サービス部門の全国平均の半分以下である

しかし常に事が順調に運んだわけではない。1996年に Clearbrook は他組織と同様に、従業員の労働意欲の低さと高離職率の問題に苦慮していた。仕事は厳しく、労働時間は長く、未熟練の住み込みスタッフの給与は低かった。さらに Clearbrook のフラットな組織階層は、従業員にキャリアアップの可能性が少ないという印象を与えることになった。Clearbrook の経営者はこの状況を慎重に検討した結果、変化が必要という結論に達した。
その後の4年間を通じ、Clearbrook を真の「学習機関」に転換させるための措置が取られ、全レベルの従業員に十分な能力開発の機会が提供された。現在従業員は現場での授業や大学レベルの学習課程(授業料は返還)、現場サービス提供者の認定、ジョブシャドーイングなどを含む補足的訓練を年間40時間受けることが期待されている。40時間の要件を満たした者は、その年の定期昇給に加え、さらに1パーセントの昇給を受けることができる。またClearbrook は、スタッフにキャリアアップのための実質的機会を提供しており、ちなみに現職のケースマネージャーの40パーセントが、最初は未経験者としてスタートした人々である。さらに Clearbrook は、組織内の水平的移動性をうまく使い、多様な環境設定とプログラムの下で多数のスタッフのクロストレーニングを行い、彼らに異なるサービス受給者グループと直接触れ合う機会を提供している。
さらに詳しい情報については、 Winning Workplaces のウェブサイトのClearbrook Case Study のページを参照のこと。同ウェブサイトで、Clearbrook の事例と共に下記のケーススタディを閲覧することができる。(英語のみ):
|
Archie Hendricks Sr. Skilled Nursing Facility Sells, AZ |
Skilled nursing facility for American Indian elders |
|
Arlington Heights, IL |
Human services agency helping adults and children with disabilities |
|
Holland, MI |
Manufactures wireless electronics and furniture for educational environments |
|
Kiel, WI |
Sheet metal fabricator |
|
Richvale, CA |
Natural food processing |
|
Evanston, IL |
Non-profit providing residential living for older adults, community cafes for older adults and research and education |
|
Southhampton, PA |
Manufactures flexible plastic and synthetic rubber tubing and hose |
|
Fort Collins, CO |
Craft brewery |
|
Ontario, NY |
Manufacturer of prototype optics |
|
Springfield, MO |
Remanufactured electrical components: alternators, starters, generators |


