[2011年度吉山青年起業家のプロフィールと彼らの事業内容についてはプレスリリースをご覧下さい。]
1987年以来、吉山プログラムは日立ファウンデーションの事業活動の重要な柱のひとつとでした。過去20年以上にわたり「模 範的なコミュニティ奉仕活動に対する吉山賞」として実施されてきたプログラムの内容が一新され、2010年より新たに「吉山 青年起業家プログラム」としてスタートしました。
日米の貿易摩擦が激化した1985年に、日立製作所は両国の相互理解を促進する目的で日立ファウンデーションを設立しました。その2年後に日立製作 所の元取締役社長で当時会長であった吉山博吉氏が、日立ファウンデーションに吉山プログラム設立のための資金を寄付しました。吉山氏のビジョンは、アメリ カの若者たちをインスパイアし、彼らがより良い、より公正な社会作りに積極的に貢献することを奨励することでした。
日立ファウンデーションは、アメリカの低所得層のための具体的で持続的な経済機会を創出する経営手法を発見し普及するという事業目的に合わせ、吉山 プログラムの焦点の見直しを行いました。日立ファウンデーションの2009-2013年長期事業計画の策定により、若手起業家が現在あるいは未来のために 起こしつつある変革に直接投資することにより、吉山プログラムを新たなレベルに発展させる機会が生まれました。
若者の創意工夫やリーダーシップの支援に焦点を置き、新たに開始される「吉山青年起業家プログラム」は、元の「吉山賞」の価値感、精神、伝統を基盤 にして計画されています。「吉山青年起業家プログラム」は、アメリカの低所得層の人々を生活向上を助ける事業を運営する若手起業家を発掘と支援を目的とし ています。従って、本プログラムへの参加資格は、30歳になる前に、アメリカの低所得層の人々の経済機会の拡大を助ける存続可能な事業を立ち上げ、運営し ている若手起業家です。参加者の決定は厳しい審査と選考プロセスを経た後に行われます。最終的に選ばれた吉山青年起業家には、事業を支援するための賞金と 技術的資源が提供されると共に、社会起業家を支援する投資を提供する非営利の会員組織インベスターズ・サークルと日立ファウンデーションとのパートナー シップを通じてネットワーク構築の機会や特定のメンターによる指導など、様々な恩恵を受けることができます。
吉山青年起業家プログラムは、日立ファウンデーションのミッションの達成に貢献します。また、同プログラムを通じて起業家たちが得た経験や教訓を、 経済の主流からはずれた人々を支援する持続可能な事業の事例として捉えるための機会を得ることができます。若手リーダーたちの成長を支援し、彼らから学 び、彼らの経験や教訓を広く分かち合うことにより、全国で始まりつつある、人々の生活向上とコミュニティ強化における企業の役割についての議論に情報を提 供し、さらに活発化させることができます。
麻薬や暴力、差別、貧困、環境破壊などの問題が深刻化するに従い、私達の多くにとって、手をこまねいて見ていることが益々困難になってきています。私は、それらの社会問題を私達一人一人が自分の問題として捉え、率先して解決に取り組むべきだと信じています。そうすれば、我々は今日の問題を克服し、全ての人々のためにより良い社会を実現することができるのです。
- 吉山博吉氏 (1911年-2007年) 株式会社日立製作所 元相談役 -

