理事長・事務局長のメッセージ

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ブルース・マクローリ理事長のメッセージ

maclaury日立ファウンデーションは、(1)アメリカの人々にとって利益となる活動を行う(2)北米の日立グループ企業が良き企業市民となるための支援を提供する、という2つの大きな目的を持って、1985年に日本の日立製作所によって設立されました。これまで、この意欲的な使命は、意図的に計画された実験的プロジェクトや、5年毎の事業の入念な見直しを通し、さまざまな形で展開されてきました。

ファウンデーション理事会は2008年に事業計画の見直しを行い、活動の主目的である「アメリカの社会で取り残された人々が、社会との関わりを深める足ががりを得るための支援」を、限られた資源で最大の効果を得ながら達成する方法について検討しました。今回の見直しで、ファウンデーションが掲げてきた2つのテーマを、今後さらに重視することを決定しました。その2つのテーマは、(1)事業規模にかかわらず、低熟練労働者のための画期的なスキル強化プログラムを実施し、株主と地域社会の両方に利益をもたらしている企業を発見し支持すること(2)ファウンデーションの活動目標を共有し、社会的価値を創造する企業の能力を重視する民間組織、非営利組織、および政府機関の中からパートナーを探し出し連携することです。

この2つのテーマに焦点を絞ったアプローチを、ファウンデーションの3つの主要プログラム-企業と就労プログラム、日立コミュニティ・アクション・パートナーシップ、吉山プログラム-に横断的に取り入れることによって、プログラム全体の一貫性を高めることがでます。この3つのプログラムを合わせて実施することで、個々のプログラムの総和以上の成果を得ることができると確信しています。

さまざまな検討を重ねた結果、ファウンデーション理事会は、新5ヵ年計画の目標を「アメリカの低所得層の人々とその家族や彼らが住むコミュニティのために、実質的かつ持続可能な経済機会を創造するビジネス・プラクティスの発見と普及」とすることを決定しました。

この目標は、今後、ファウンデーションの財政的・知的資源の投資の方向性を示す、いわば「北極星」の役割を果たすことになるでしょう。

バーバラ・ダイアー事務局長兼CEOのメッセージ

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日立ファウンデーションは、今世代最大の経済危機の最中に、2009-2013年長期事業計画の実施を開始しました。この長期計画は、企業と社会は有効なエコシステムを築く能力があり、また築くべきであるという考え方を軸に、ファウンデーションの3つの主要プログラム、「企業と就労プログラム」「日立コミュニティ・アクション・パートナーシップ」および「吉山青年起業家プログラム」を連携させることを目的としています。なぜファウンデーションは、企業が存続のために奮闘し、多数の人々が失職状態にある中で、企業の社会的役割を重視するのでしょう。それは、ファウンデーションが、新5ヶ年計画『企業と社会:21世紀の新たな社会契約の発見』に基づき、差し迫った経済危機に、長期的な解決策で対応しようとしているからです。混乱した状況にでも置かれなければ、誰も新たな道を積極的に開拓しようとはしません。現在の厳しい状況を脱し、さらに前進を続けるために、今まさに、企業とコミュニティ、従業員と雇用主がパートナーシップ関係を築くことが求められています。

2013年まで、ファウンデーションの事業の焦点は、社会を向上させるパートナーとしての企業の役割を明確にする、影響力を持った有効な手法の発見と普及に置かれています。当財団の「企業と就労プログラム」は、持続的で構造的な労働力問題に対する画期的な解決策を見出し、実践するビジネスリーダーの発見を出発点としています。彼らは、企業、従業員、地元コミュニティ、さらに社会全体に、価値を生み出す優れた方法があることを証明しています。また、「日立コミュニティ・アクション・パートナーシップ」は、日立が地元コミュニティの良き隣人として有力なパートナーとしての力を発揮する方法を模索する、いわば生きた実験室と言えます。また、「吉山青年起業家プログラム」は、内容の見直しが進められており、20年以上にわたって、プログラムに活力を与え続けてきた、創造力豊かな起業家の変革精神を、今後は、貧困緩和に取り組む新興事業の中に見出す計画です。

日立ファウンデーションの3つのプログラムは、個別でも全体でも、企業が、社会と企業の両方により大きな利益をもたらす新たな経営手法を生み出すためのアイデアを発見し、学習し、広めるよう計画されています。私たちはこれを、社会変化を起こす手段のひとつと考えています。