歴史

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「日立ファウンデーションは、アメリカが直面する問題に対 して、積極的にそして常に斬新な方法で取り組んで行く」

-  日立ファウンデーション創 設理事長 エリオット・リチャードソン氏  -

1985年、日立ファウンデーションは、株式会社日立製作所の三 田勝茂社長(当時。現相談役)のリーダーシップのもとにワシントンDCに設立されました。その趣旨は、財団の活動によって北米のコミュニティを強化し、良 き企業市民としての責任をより有益に果たすことにあります。

同社はその運営を米国の事情や社会問題に関して豊富な知識を持つ 米国人専門家の手に任せることに決定し、日立ファウンデーションは、この分野で活躍する優れた米国人専門家をメンバーとする独立した理事会のもとに、非営 利のフィランソロピー機関として運営されることになりました。日立ファウンデーションの設立当初の理事長には、その優れた公務への貢献に対して自由勲章 (民間人に与えられる最高の栄誉)を受賞したエリオット・リチャードソン氏が就任し、事務局長兼CEOにはデルウィン・ロイ博士が指名されました。

日立ファウンデーションは、3つのプログラムを運営しており、そ れぞれが、日立ファウンデーションの使命―北米における企業活動と社会の向上との真の調和の実現―を遂行する上で、重要な役割を果たしています。企業と就労プログラム(旧称は企業&コミュニティ助成プログラム、創立時の名称は助成プログラム)は、1986年の開始からこれまでに、米国の低所得層の人々の生活の質を向上するために、600件以上のプログラムに対しほぼ3900万ドルの助成を行っています。また、1987年には、日立コミュニティ・アクション・ パートナーシップ(旧称:マッチングファンズ・プログラムまたはMFP)が開始されました。これは、日立ファウンデーションと北米にある数々の日立グループ企業の地域活動委員会(CAC)がパートナーシップを組んで行うプログラムで、北米における日立の良き企業市民活動の中核をなすものです。.

更に1987年には、「模範的なコミュニティ奉仕活動に対する吉 山賞」が創設され、翌88年に最初の授賞式が行われました。20年以上にわたって、吉山賞は、米国の高校生がコミュニティにおいて発揮した優れたリーダー シップを称えてきました。2010年から、本プログラムは、「吉山青年起業家プログラム」として、経済的な行き詰まりや破綻に瀕する人々への支援を目的とする事業に、理想と創造力と熱意を持っ て取り組む若手起業家の発見と支援を行うことになりました。吉山プログラムは、故吉山博吉氏(日立製作所・元社長/元会長)の退職時の寛大な寄付によって実現したもので す。

1998年、日立ファウンデーションの新理事長に、ビジネスと公 務の両分野における優れたリーダーであり、日立ファウンデーション設立時から理事会メンバーであったジョセフ・カスピューティス氏が就任し、新事務局長兼 CEOにバーバラ・ダイア-氏が就任しました。この年、日立ファウンデーション理事会は、アメリカの恵まれない人々の生活の質を改善するためにビジネスと コミュニティのパートナーシップを築くことに注力する5年間の戦略計画を採択しました。さらに、2004年に理事会は、ファウンデーションの活動の焦点を、米国における経済的・社会的に取り残された人々の生活の質の向上に置いた新5ヵ年戦略計画を策定しました。

2006年に、ワシントンDCに拠点を置く米国ブルッキングス研究所の名誉所長ブルース・マクローリー氏が、ファウンデーションの理事長に就任しました。 マクローリー氏は、公共政策シンクタンクとして全国的に有名な同研究所の所長を1977年から1995年まで務めました。彼は、ニューヨークの連邦準備銀 行の副総裁、ミネアポリスの連邦準備銀行の総裁、および、連邦準備制度の上級政策決定委員会である連邦公開市場委員会の役員などを歴任しています。

2009年にファウンデーションは、新5ヵ年事業計画を発表しました。新計画は、ファウンデーションの活動の焦点は、企業価値を高めながら、アメリカの貧 困層や貧困に程遠くない人々の生活を具体的な形で向上させるような経営方針やビジネスプラクティスを発見し普及することに置かれています。

日立ファウンデーションのユニークなアプローチ、そして助成活動を通じて学ぶ意欲とコミュニケーションへの貢献は、広く知られています。